厭世ソードと無敵

うわ死にて~、くらいの感情って多分誰しもうっすら一度は抱えたことがあるんじゃないか、自分もそんな人間の一人。いや死ぬのめっちゃ怖いし極力死にたくないけどね。

とはいえ、そういった厭世観を持つことで、かえって気楽に生きられている気がしている。すでに落ちるところまで落ちた自分にとって、もはやたいていの失敗や己の無能を突き付けられたところで、もっと背中押す気で来いよ、そんなんじゃまだまだ生きながらえちまうよ、なんて考えてる自分がいる。それでも落ち込みはする。もちろん。

そしてこれは、いわゆる無敵の人が誕生する典型的な感情の動きなのだろうと、身をもって感じる。この厭世ソードを人や世間に向けて振り回してしまうケースもあるが、上手く柄を握って、行く手を阻む蔓を絶ち、切り開くために利用したいものです。