夏、もはや概念と実体がかけ離れすぎてないか

「夏補正」はすさまじいもので、夏をテーマにした作品というだけで名作力+500%くらいの強烈なバフ量がかかっているように見える。ループもの作品もこれに近いところがある。

かくいう自分も夏テーマの作品は大好きだけど、最近はちょっぴり斜に構え始めてしまい、「これ、夏じゃなきゃそんなエモくないだろ」と思ってしまうこともあり、作品としての強度×夏補正による強烈なバフの相乗効果が作品を名作たらしめているのではないか、など考えるほど。

一発何か当てようと思ったら夏という概念を自分のものにしたもの勝ちなのかもしれない。僕が特に好きな作品である秒速5センチメートルはコスモナウトでの夏はもちろん、春と冬、それぞれ季節の魅力を活かしながら丁寧に描かれていて、夏一本じゃないところが逆張り斜に構え人間にとって永遠のツボです。最高です。何の話?

ところで最近クソ暑いよね。春なのにもう夏みたいな日差し。実際の夏は一歩外に出るだけで帰りたくなる。くせに年々期間が延びてる気がする。白いワンピースの美少女なんてどこにもいない。いたとしても絶対に自分に振り向いてくれなくて草。